ある大手企業では、社内で利用する多数の業務システムごとに手順書や操作マニュアルが存在しており、必要な情報を探し出すまでに時間がかかることが課題となっていました。
内容は文書として整備されているものの、目的の記載箇所を見つけづらく、結果として担当部署への問い合わせが集中。問い合わせ対応に工数を取られ、本来の業務に専念できない状況が続いていました。
また、新システム導入や環境変更のたびに説明負荷が増大し、属人化の解消も求められていました。
こうした課題に対し、AWS基盤上で生成AIとRAG(Retrieval Augmented Generation)を活用したドキュメント検索ソリューションを構築しました。
AWS GenU※をベースに、自社業務向けにカスタマイズを実施し、既存の社内システム手順書をRAG用データとして登録。
ユーザーはチャット画面に質問を入力するだけで、該当する手順や操作方法を自然な文章で即座に確認できる仕組みを実現しています。
AWSのマネージドサービスを組み合わせることで、システムごとに最適化したチャット環境を短期間かつ柔軟に展開できる構成としました。
※GenU:Generative AI Use Cases JPの略称。AWSが提供するAWS基盤を活用した生成AI活用ソリューション
本ソリューションの導入により、手順書検索にかかっていた時間が大幅に削減され、担当部署への問い合わせ件数も減少しました。
現場担当者は必要な情報をその場で自己解決できるようになり、問い合わせ対応担当者の負荷軽減と業務効率化を同時に実現しています。
また、システムごとに生成AIチャットを容易に構築できるため、新規システム導入時の立ち上げもスムーズになりました。
生成AIを活用したナレッジ活用により、社内全体の業務品質向上と安定運用を支える基盤として活用されています。
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